CGF治療
このフィブリンゲルは、他の骨補填材と違って、何より完全自己血液なので感染症についても安全度が高い治療法です。
CGFの使用例
- 骨補填材と混ぜて使用
CGFを骨補填材と混ぜて使用します。当院ではβ-TCPという人工骨を使用しますが、CGFに成長因子と血小板が多く含まれているので、骨補填材単独で使用するのに比べ、創傷治療の促進が期待できます。そのため治療期間が短くなります。
- 骨補填材のかわりに使用する
上顎洞底拳上(サイナスリフト、ソケットリフト)の際に、CGFのみを骨補填材のかわりに使用することができます。一切の人工物を使用しないのでより安全できます。
- メンブレンのかわりに使用する
CGFを滅菌ガーゼではさみ、プレスするとメンブレン状になります。
GBRや歯周外科の際にメンブレンの変わりに使用することで、スペースメーキング機能やフィブリン本来のバリア機能により感染を防ぐなどの効果が期待できます。
またCGFは完全自己血液由来なので、免疫拒絶反応がなくなにより安全なのです。